エンジョイニングゲーム(みんなの認知症予防ゲーム)とは

大笑いと癒しの脳活性で頭と体と心も元気!

エンジョイニングゲーム(みんなの認知症予防ゲーム)とは・・・・・

「思わず笑うという瞬間」を随所にはめ込んだ20種類のゲームで、三つの能力を向上させるようにプログラムされています。 

三つの能力とは、一般的に認知症になる前に記憶力(覚える・思い出す)・注意力(あれこれ同時にできる)・計画力(段取り)の三つの能力が低下するといわれます。

 三つの能力は額の内側にある脳の前頭葉と海馬の働きです。一般に脳細胞は生まれ変わらないと思われていますが、脳内において記憶をつかさどる「海馬」では、新しい脳細胞がつぎつぎと生まれていることが証明されています。

 新しい神経細胞が生まれるのは、うれしいと思った 瞬間 、 興味をそそられた 瞬間 、感動した 瞬間 、おいしいと感じた 瞬間 、など脳に新しい刺激が加わると、海馬では幾つになっても新しい神経細胞が生まれ、神経伝達回路が成長し続け、成長するとやる気や喜びを喚起する脳内ホルモン(ドーパミン、セロトニンなど)が分泌され、幸せ(愛を感じたり、悲喜こもごもの感情を他人と共有出来たりする)を感じる神経細胞(物まね細胞)が活動します。

 近年、前頭葉に 物まね細胞が発見され、その役割が明らかになってきました。

物まね細胞は他人の行動(特に手の動き)を自分の事として反応する神経細胞です。相手の行動を迅速に理解するだけでなく、相手の行動に反応し、自分も行動するべきかどうか瞬時に判断する上でも役立っている可能性があると言います。

 また、「他人の心を読み取る」(共感)という脳の大切な機能を支えているともいわれています。

共感とは相手の心に添う人間らしさであり、他人と柔軟にコミュニケーションすることによって人間関係を保つ基盤です。
人が人らしくあるための、自分が自分らしくあるための創造・計画・工夫・推理・機転・注意分配などの働きを統括する「前頭葉」にふさわしい刺激を、「エンジョイニングゲーム」(みんなの認知症予防ゲーム)は随所に織り込んでいます。